05.元安橋

爆心地から約130メートル

1945(昭和20)年8月6日午前8時15分、原子爆弾の爆風により点灯装置の笠石が左右反対方向にずれ、欄干も元安川に転落しましたが、橋自体は崩壊を免れました。この状況は、その後爆心地を推定する重要な資料となりました。現在の元安橋は、1992(平成4)年に被爆当時の親柱・中柱を利用し、1926(大正15)年の竣工当時の姿を再現したデザインで架け替えたものです。ここには、被爆した中柱2基を保存しています。

写真説明:被爆後の元安橋 1945年10月 岸本吉太氏撮影