16.本川国民学校(現・本川小学校)

爆心地から約350メートル

爆心直下に近く、その被害は言語に絶するものでした。校舎は、鉄筋コンクリート造で、焼夷弾や通常爆弾には比較的安全な建物と思われていましたが、原爆のすさまじい爆風圧のため、壁はへこみ、窓枠その他の付属物は飛び散り、外部だけを残して完全に焼失しました。焼け果てた校舎は、被爆者の救護所にあてられ、校庭には死体の山が築かれました。

写真説明:本川国民学校 尾木正己氏撮影