37.旧制広島高等学校(現・広大附属中・高校)

爆心地から約2.7キロメートル

原子爆弾の強烈な爆風によって木造の校舎、寄宿舎などは全半壊の被害を受けました。鉄筋コンクリート造の講堂は、木造校舎に挟まれた形で建っていたこともあって、大きな被害は免れました。
在校生の多くは工場に勤労動員されていましたが、校内にいた学生の中には、建物が壊れ、飛散した窓ガラスの破片などでけがをした人や火傷を負った人もありました。

写真説明:半壊した校舎 米軍撮影